15歳からの遺言状
「遺言状は15歳から書ける」
というコピーに誘われて、
久々にシブヤ大学へ。
http://www.shibuya-univ.net/
先生は、阿部 文香さん [ 司法書士 ] 男
遺言状がはじまったのは、何時代?
正確な資料はないそうですが、現存の歴史資料からは、
718年の養老律令(平安中期)に際して、
遺言の概念が広がっていったそうです。日本では。
遺言が書けるのは、なぜ15歳?
戦国時代~江戸時代は、
長男が家督を相続するのが一般的。
ということで、現在の民法に近い相続が
広がったのは明治時代以降。
当時、元服の名残があったこともあり、
旧民法では女性が15歳から、男性は17歳から結婚できた。
そのことから、遺言も15歳から書くことができる
という流れで、21世紀の今も残っているそうです。
勉強になりますね。
メジャーな遺言は「自筆証書」「公正証書遺言」
「自筆証書」 無料
いわゆる、自分で書く遺言。
手書きのみOKで、日付、署名、捺印がないと
有効ではないのが注意ポイント。
「公正証書遺言」 有料
証人2名と公証人(資格のある人)1名に、
内容を証明してもらう公式の遺言。
原本を保管してもらえるので、紛失するリスクのないことがメリット。
人生初の遺言。
試しに書いてみましたが、まだ子どもがいないので、
全財産は法定相続でも鬼嫁に行く点はあまり変わらないので。
ケンカでもしたら、どこかに寄付する遺言を書いておくというのも
ひとつの手かもしれません!
が、自筆で自宅保管の場合は、闇に消されるだろうな、と。
コピーライター 渡辺さとし